前回の日記で、『自閉症児育児』の部分をやめてみますと書いたすぐに再開なんて、おーい!て感じですが…
自閉症より発達障害の方がいいのかなぁーとかなんだかぐるぐる考えてしまっていたのですが、やっぱりつけることにしました。
理由は、このブログに『自閉症』と検索されて見に来てくださる方がとても多いこと。
長男の診断は自閉スペクトラム症。発達障害の中の自閉症。やっぱり少しでも自閉症のことを知ってほしい!という気持ちが大きいし、色んなタイプの子がいるんだよ~と知ってほしいので、あった方がわかりやすいかなと思って。
またやめるかもしれないけど、またそう思う日が来るまではつけます。
長男が片付けられないのは、おもちゃなどを片付けてしまうと「もう永遠に遊べないんじゃないか」と不安に思うからだと作業療法で言われて、今までは何をどこにいれていいかわからないから片付けられない、遊びをやめられないんだと思っていましたがその考えをなくしてみました。
「ごはんを食べるから片付けよう。ごはんを食べたらまた遊ぼう」
「明日起きたらまた遊ぶから、今日は片付けよう」
と、また遊べることを伝えてみると、びっくりするくらいすぐに動いて片付けられました。
「ごはんを食べてまた遊ぼう」
「寝て、起きたら遊ぼう」
そう呟きながら。ほんとにもう遊べないって不安に思ってたんだな。
怒ってはいけないと頭では分かっていても、何回言っても片付けられなくてイライラしてつい怒ってしまってたのですが、そもそも片付けられない理由がしっかりあってそれを解消しないまま怒ってたんだから、本人はただただ不安だったんだろうなとまた反省です。
自閉症だから、わからないから。
そうではなく、もっともっと彼の世界を想像していかないと見えないことがたくさん。
さっき、NHKで東田直樹さんの特集をやっていました。自閉症の作家さんです。
自閉症の僕の七転び八起き [ 東田直樹 ] |
この方。重度の自閉症で会話もなかなか難しい。ご存知の方も多いと思いますが、パソコンのキーボードを使って言葉を表現したり、文章をかいています。
全てではないけれど、東田さんの本を読んでいますが、彼も不安なことがたくさんあると書いていたことを思い出しました。
自分の考える普通の世界から、自閉症の世界に寄り添ってみて不安を取り除いてあげてなきゃいけませんね。
東田さんについてはまたの機会に書きたいと思います。今日見てよかった。