晴れたらいいね~子供の発達障害をプラスに変えるために取り組むママの育児ブログ

ADHD強めの長男と社会性高めのASDグレーンゾーン次男の成長記録。生き辛さを持つ2人の未来が明るいものになるようにしている工夫、知能をあげるために遊ばせたおもちゃや本、母親の悩みや葛藤をありのままに綴ります!

自閉症児育児~偏食を克服する。

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食べ物の好き嫌いというのは、子供にはよくあることで、悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

自閉症児ももちろん例外ではないのですが、単なる好き嫌いというよりも、偏食の場合が多く…

よく、野菜嫌いの子には刻んで混ぜてみよう!というようなアドバイスを耳にしますが、残念ながらそれで食べてくれるような簡単なレベルではありません。

初めての食べ物を受け入れなかったり、感覚過敏であるために、どんなにみじん切りにしても混ぜても苦手なものに気付いたり、食べ物に対してのこだわりが強くて食べないなど、色々なパターンがありますが、ほっっんとに絶対に食べないんですよね。
どんなに工夫をしても受け入れないというのが特徴かなと思います。

(あ、もちろん偏食のない自閉症の子もいますよ!)
おかししか食べない、ジュースしか飲まない、同じメーカーのヨーグルトしか食べない、冷たいものは食べないなどのひどい偏食の子もたくさんいるみたいです。



長男の場合は、

・チャーハンや混ぜご飯などは食べない。基本的に白いごはん(ふりかけとのりはOK)しか食べない。おにぎりは絶対にダメ。
・葉ものは感覚がダメらしくどんなに刻んでも口から出してしまう。野菜で食べられるものは、柔らかくに煮た玉ねぎと大根のみ。
・カレーの野菜は全てよける。
・毎日同じものばかり食べていると思ったら、何かのきっかけで一切食べなくなる。が、時が経つと何事もなかったかのように食べ始める。
・好きなものの中に苦手なものが混ざっているとそこから一切食べなくなる。

こんな感じですが、かなり食べられるようになった方で。1年前は、朝はパン、昼はうどんかラーメン、夜は揚げ物。プラスお菓子。それ以外は絶対に食べなかったので、毎日毎日こればかりを食べていた時期もありました。
また、食べ方もおかずを食べてから最後にごはんという順番やスプーンはコンビニなどでもらう白いプラスチックのスプーンでしか食べないなどの強いこだわりもありました。
スプーンは、保育所に行き始めてからで何でも使えるようになり、
食べる順番は最近少し変わってきているような気がします。 


こっそり野菜を入れて食べられていたものを食べなくなると困るので、食べられるものだけを出すようにして家では過ごしていますが、長男の通う療育園では偏食を克服することに力を入れてくれています。


とにかく、自分で食べられたという経験をさせること。量は関係なく、ほんの少しでもいいので食べた実績を作っていくことが大切なのだそうです。
食べ物は、食べられたら目の前からなくなるのでできたという実感がわきやすいとのことでした。


偏食を克服することで、全体的なこだわりが少なくなっていくので指示が通りやすくなるのだそう。ただ嫌いなものを食べられるようになるということではなく、「食べたくはないけどこの人が言ってるから食べてみよう」という人間関係の形成にも繋がっていくそうです。

確かに、食べたくないもの、初めての食べ物は、横から「食べてみてよ」とスプーンを出しても絶対に口を開かないし、まずこっちを見ない。やり取りもできないので食べさせることができません。
ここに「お母さんが言っているから食べてみようかな」という気持ちが芽生えてくれれば、また違ってくるのかなと思います。

そしてこう思ってくれるようになれば、
外でパニックになってしまったときに、私の言うことを聞いてくれるようになったりと、私との関係も変わってくると思います。今はただ自分の好きなように動いている感じなので。


ただ、気を付けないといけないのは、園では食べるけど家では食べないというこだわりを作ってしまうこと。そのイメージがとっても沸いてしまいます…!気を付けなきゃ。。


少しずつ偏食を克服させたいと思います。
はぁ、何あげようって困らなくていい日がきますように!