晴れたらいいね~子供の発達障害をプラスに変えるために取り組むママの育児ブログ

ADHD強めの長男と社会性高めのASDグレーンゾーン次男の成長記録。生き辛さを持つ2人の未来が明るいものになるようにしている工夫、知能をあげるために遊ばせたおもちゃや本、母親の悩みや葛藤をありのままに綴ります!

なぜ部屋を片付けられないの?

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いつも、自閉スペクトラム症の長男のことをかくときに「自閉症児育児」と書いてきましたが、ちょっとやめてみます。ちょっとした気持ちの変化


最近は、長男が少し崩れることが多く、今までできてたことができなくなったりで困り感が増え、また療育側、専門家側から言われることが違ってきたりで、悩む日々でした。


作業療法の教室に通うことを決め、先日見学にいってきましたが、先生からの、

「なぜ、こういうことをしてしまうのか、その理由が分かれば見方が変わりますよ」

という言葉があり、分かっていたようで長男のことを全然分かっていなかったんだなと思いました。


長男は、自閉の部分もしっかり持っていて、こだわりやパターンが強くパニックや切り替えられないこともたくさんあります。コミュニケーションも取りづらいです。
でも、やはりADHD の特性がかなり強い。
多動性、衝動性、不注意、どれても当てはまります。とにかく、刺激に惑わされてしまうのでじっとしていられない。


作業療法の教室でも、すべてのおもちゃにちょこちょこ手をつけ、集中力も続かない。部屋はおもちゃでいっぱいになりました。


我が家も、片付けても片付けてもいつもおもちゃが散らかります。次のを出す前に片付けてから!と言っても、ちょっと遊べばそれは投げ捨て、次のおもちゃを出す。これの繰り返しです。もう遊ばないのかと思って使っていないものを片付けるとまた出す。

寝る前に片付けを促しても片づけられない。
療育園に行って、片付けが少しずつできるようになってきて、きっと何を片付けていいかわからないからだと、分かりやすくできるように工夫してもできない。
だんだんこちらもイライラして、「もー片付けてよ!」なんて言ってしまい。
長男の表情は暗くなり、手は動かない。

こういう特性だから仕方ない仕方ないと頭では分かっていても怒ってしまって、でもできなくて、という毎日です。

これを先生に聞いてみると、
おもちゃをすべて出すことで、ここがどこなのかを確認することができ落ち着けられるんだと。
これを片付けるということは、おもちゃでもう遊べないんじゃないか、片付けたらすべてがなくなってしまうように感じてしまう。
だから、こわくて手が動かなくなる。


そう言われました。また、どんどん違うおもちゃで遊ぶことは、手を離した瞬間に忘れてしまうのだそうです。手で触れていることで、おもちゃのことを考えられるけど、離すと頭から消えてしまうらしい。

えー!と思いましたが、確かに、長男の行動を思い出すと、附に落ちることがたくさんあります。
片付けてと言って、片付けられる時は、片付けるまでに少し時間が必要。この時間に色々考えて、納得できたら動けてるのかな?と。
また、たった今まで真剣に遊んでいても一瞬で他の遊びになることはしょっちゅう。さっきのはいいの?と言っても無視。興味が移ったんだと思っていましたが、まさか完全に忘れ去ってるなんて思いもしなかった。


やっぱり、私が思ってる以上に、感じ方、捉え方、考え方が違うことをしっかりしっかりわかってあげないと、怒ったり無理矢理やらせたりすることが多くなっても本人のためよくない。

また、やはり刺激に翻弄されるのは、本人も辛いし入るものも入らないので、年長になったら薬を飲むことを考えた方がいいと。落ち着いていられるので、今目の前のことに集中できるようになると言われました。
小児科の先生とは、就学の時に~なんて話をしたことがあったので、そうだと思い込んでいたけどまた相談してみなきゃ。私自身はもちろん悩みはありますが、薬肯定派なので飲ませられる時期が来たら飲ませたいと思っています。
曇り空が晴れる感覚になると、飲み始めた子はいうそうです。長男も今世界がクリアじゃないのかと思うと、疲れるだろうなぁ。

小児科の先生からも療育園からもたくさんのアドバイスがあり、学ぶことも多いですが、作業療法ではまた違った学びが私にも多くありそうです。

悩むこともまた多そうですが、いいところをたくさん取り入れて進んでいけたらいいなぁ。