3歳11ヶ月で次男がリスペリドンを服用をスタートし1ヶ月経過しました。飲んでからの変化をまとめてみたいと思います。
リスペリドンとは?
簡単にまとめてみると‥
リスペリドンは抗精神病薬です。昔から統合失調症の方に処方されていた薬のようで、発達障害の人にも処方されるようになったのは2016年からなのだそうです。
不安や緊張を和らげて気持ちを落ち着かせてくれる薬らしく、攻撃的だったり癇癪が激しい子、こだわりが強い子など、医師からはそうなる原因が感覚の過敏さから来ていることなので、そこを落ち着けることで不安や緊張をなくすというものだという説明を受けました。
発達障害を持つママ仲間のお子さんも、リスペリドンを飲んでいる子がとても多いです。もちろんお薬ですので副作用が強くですぎてやめたり、効かずに他の薬に変えている子もいますが、うちの次男にはとても合っていたのではないかと感じています。
医師からは、最初から3週間分夜のみ服用と処方され、飲んですぐに効いてくると思うと言われました。長男が服用しているストラテラは、まず2週間少量からスタートして様子を見て量を増やしていったので、はじめから一定量である程度長いスパンでもらえるこの薬は、発達障害の薬とはいえ全然違いますね。もちろんこれから体重や年齢によって量が変わることもあるだろうし薬が変わることもあるかもしれませんし、薬をやめることもあるかもしれませんがこれは医師の判断に任せたいと思っています。
リスペリドン服用後の目に見えた効果
服用後、すぐに癇癪が減りました。信じられないけど本当です。
蹴って叩いて泣いて暴れていたのが、泣いて大きな声を出すのみ、ひどくても一人で寝っ転がりバタバタして暴れるくらいになりました。
そして大きく変わったのが切り替えの早さ。これも本当に早くなりました。泣いていても10分くらいで切り替えられるようになったと思います。
30分〜1時間は震えるほど泣いて暴れて物を投げてだったのが、泣きながらも自ら「今日だけだよ!」「明日はだめだからね!」と自分を納得させてくれています。
本人なりに頑張って切り替えようとしているのが伝わってきて切なくなります。
本人は大変だと思いますが、切り替えが早いと私も楽です。
やはり癇癪が家でひどいというのは、親子関係が危うくなる原因の一つだと思います。
特にこだわりが強かったり、何を言ってもダメ、時間を置いてもダメ、そんなことが毎日続くと母親の精神状態は悪くなると思います。実際私も、朝起きてすぐから機嫌が悪く寝るまで泣いて怒ってというのが毎日で、朝が来るのが怖いほどでしたし次男を厳しく叱ったり。そのたびに自己嫌悪。。
私自身も耳鳴りやめまいに悩まされたこともありました。
やはり癇癪が減ってからは、間違いなく次男に穏やかな気持ちで接する時間が増えています。
薬の効果はこういうところにも好影響を与えると思います。
副作用は?
副作用については、よく聞いていたものが食欲増進だったのですが次男も食欲が増えています。
今思えば過敏さから来ていたものだと思うのですが、食べムラというのか昨日食べたのに食べない。熱いだの冷たいだの言って食べないことがよくあり、あまりしっかり食べられていませんでした。
集中力がないというわけではないのですが、ご飯のときも開いているドアが気になったりお皿が並んでないことが気になったり、そういうことで進みが遅かったりしました。
今はそれがなくなり「好きなものは食べべる!」「嫌いなものは食べない」という感じではっきりして、黙々とご飯を食べてくれるようになりました。前ほど細かいことも気にしなくなった気がします。
うちの次男とっても小さめなんです。4歳なのにまだ94センチの13キロ。身長は変わってないのに、体重が1ヶ月で1キロ増加していました。だからきっとよく食べられているんだと思います。
どんどん食べておっきくなっておくれー
それ以外の副作用は特に見られないです。
不安について
リスペリドンは、不安が強い子にも使われる薬です。私は本人が音に対する恐怖を伝えてくれるまでは、本人の不安に全く気づきませんでした。
きっと次男も過敏さからくる恐怖、そして不安が強いのだと思います。
こだわりの強さも、いつもと同じにすることで不安をなくしていたんだと思います。
幼稚園に行く前は不安で仕方ないようですし、朝目覚めたときも私が隣にいないとドキドキするから怒ってしまうそうです。
薬を飲み始めてから「これが怖い」「あれをするとドキドキする」などと、気持ちを色々伝えてくれるようになりました。薬のおかげなのか成長なのかはわかりませんが、こちらとしても教えてもらえると、似たような場面で事前に声をかけたり確認ができるのでよかったなとおもっています。
しかし、こんな不安や緊張の中、去年1年間よく頑張ったよなと本当に思います。そりゃ疲れ果てて暴れていたわけです。過剰すぎるほど適応していたんだと思うと本当に申し訳ないです。