晴れたらいいね~子供の発達障害をプラスに変えるために取り組むママの育児ブログ

ADHD強めの長男と社会性高めのASDグレーンゾーン次男の成長記録。生き辛さを持つ2人の未来が明るいものになるようにしている工夫、知能をあげるために遊ばせたおもちゃや本、母親の悩みや葛藤をありのままに綴ります!

自閉症と診断されるまで~長男1歳から1歳半~。

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自閉症と診断されるまでシリーズ、1歳編。
すべて、今思えば、にはなりますが、自閉症の特徴がひとつひとつ現れてきていました。
このあたりは詳しく記すために、月齢ごとにいきます。



10ヶ月で、
・人見知りをしない
・目を合わせない
・後追いをしない
・真似をしない

これらに引っ掛った長男。
まだ10ヶ月なのに!!という気持ちと、ネットで見れば当てはまる『自閉症』の特徴。
私は、ネット検索は不安になるだけ。もうしない!と決めました。


1歳。
・2回目の発達相談。
次までに真似をすれば、目を合わせれば、きっともういかなくていいんだ!と思っておりまして…真似をしろー目をみろー、後追いしろー!と日々念を送っておりました。 
もちろん、全然でしたが。むしろ、目なんて合わせようとすればするほど、そらす、そらす、そらす!
相変わらずぽーっとしてました。

・旦那の後追いを始める。
旦那が仕事へ行くと泣くようになり…行ってしまえばケロッとしたものなんだけど、これは後追いキター!よし、もうこれで発達相談はいかなくていいかな?と意を決して臨んだのですが。
「後追い、いいですねー!でも、パパの後追いはねぇ。きっと遊んでくれる人と思ってるんだよね。ママの後追いしてくれないと、ねぇママ淋しいよね。じゃあ2ヶ月後また来てください。」

えーーーそんな私の後追いしないの確かに淋しいけど、別にしなくてもいいし!また来なきゃいけないの!?といった感じでした。

・ガサガサガサガサ色んなものをさわるようになる。
部屋が大幅に改造されました。さわらないようにと物は全て上にあげて。

・いっつも一人で遊んでいる。
私と一緒に遊ぶなんてもってのほか。無反応もいいところ。
私がお風呂に入っていようと何していようとずっと一人遊びで、まわりのママにはとーっても羨ましがられました。後追いは大変そうだからなくてよかったと思っていたけれど、反応がないことは寂しかった。


Eテレのいないいないばぁとお母さんといっしょを見始めたけど、アニメーションは見るけど、人が出てくると見なくなる。わーお!なんて全く興味なし。同じ月齢の子たちが、一生懸命真似をしてるのみて衝撃を受けた頃でもあります。


・タイヤ好き。
1歳の誕生日に、私の弟がアンパンマンの三輪車をプレゼントしてくれました。届いた日、タイヤをまわしてずーっと見ていたのを覚えています。
その頃から、自転車のタイヤなどくるくるまわるものをよく見ていました。


・石ころと小枝集め。
公園に行くとせっせと小枝集めと石ころ集めに精を出していました。これは今も全く変わりません。 


1歳1ヶ月。
・歩くのが上手になり、がさがさが半端なくなる。
それにともない、ふすまをはずして安全バーを設置。



1歳2ヶ月。
・「まんま」「いたっ(いただきます)」がでる。

・上下に体を揺らしたり、くるくると回る遊びをするようになる。
これは喜びの表現や、体を揺らすのは音楽に合わせた動きなんだと思って嬉しかった。母子手帳にも堂々と記入されております(笑)

・3回目の発達相談
「まんまは、ママ?」
と先生に聞かれました。ご飯と答えたけど、今思えばかなりここ重要ですよね。自閉症児だったら、ママは一番には出ないですもんね。

「1歳半までに意味ある言葉が5つ出ないと、引っ掛かっちゃうかもしれないけど、今の感じだと出そうだね~。また2ヶ月後来てください~」
はぁ、またか。

・あっさり卒乳
夜泣きは6ヶ月の頃から毎日あり、おっぱいをあげてもダメなことが多かったのだけど、それでおさまることはあるから、私自身がおっぱいをやめるのが怖かった。でも、卒乳したら夜泣きはなくなるよ!という言葉を信じ、チャレンジしてみたらあっさり卒乳成功。それとともに夜泣きもなくなりました!
もちろん、泣くことはたまにはあったけど、2時間×2セットの夜泣きはなくなりました。


そして、この頃から私自身、他の子との違いを強く感じるようになりました。
どの子も、お母さんの顔をしっかりみて笑顔を向けている。うちの子は笑うけど、私に笑いかけてる感じが全くない。
まわりの子は、ママが「バイバイして」「パチパチして」というと、ママの顔を見てそれをしてる。そしてほめられて、嬉しくてにこにこ。うちはそんなやり取りが全くできない。
話しかけても一切といっていいほど、私の顔を見ない。私のところに来るのは、おやつとご飯の時だけ。

誰に話してもこの感覚は分かってもらえず、比べちゃダメだよなんて言われるし考えすぎなのかなぁーと思う気持ちと、でも実際にうちは発達で引っ掛かってる。みんなうちもそうだというけど、引っ掛かってない。先生が発達の専門医だから?たまたま?なんてことを、いつもぐるぐる考えては悩み、でもまだ一歳半にもなってないしな!とそこに気持ちを落ち着けていました。


真似をしないまま、言葉も増えないまま1歳4ヶ月の発達相談の日。

「真似しませんー悲」
と、先生に訴えたのは覚えています。
そしてそこで先生から

「指差しはしますか?」

ゆ、ゆ、ゆびさしー!?するわけないじゃん!
真似も後追いも人見知りもまだしないのに、さらなる課題!?
と思った私。

「言葉も出なくて、指差ししなかったら、一歳半検診で引っ掛かかるかも。先生にもよるんだけどね。でも、そこまで気にしないでね!」

ということで、さらなる課題、「指差し」が加わったのでした。

1歳5ヶ月。
・真似も私の後追いも指差しもまーったくする気配なし!

アンパンマンを見るようになって、30分じーっと見てました。何度も何度も同じものをみて、同じシーンでニヤニヤ。好きなキャラは、かつぶしまんでした。


・特定の音への恐怖心。
この頃気付いたんだけど、至って普通の特定の音に対して異常な恐怖心を覚えるようで、その音が聞こえると「何が起きたの!?」とこちらがビックリするほど泣き叫んでいました。
いないいないばぁで、シリーズ化されている紫のスライムみたいなものが車や動物などに変身していくというアニメーションがあるのですが、その時に流れる音を聞くとこの世の終わりのように泣き叫ぶ。
ちょっと洗濯してる間にこれが流れてしまうと大変でした。



元気さ、やんちゃ度は日に日にパワーアップしていきました。どこへいってもうろちょろうろちょろ。親がいなくてもどんどん行ってしまうので、ベビーカー必須でした。ベビーカーやカートが大好きで、じっと座ってくれていたので、いつでもどこでも乗せていました。これは現在も全く変わらず。


1歳6ヶ月
・市の1歳半検診。
とにかくじっとしてなくて大変だった。
手を繋ぐこともできないし。
まわりの子は、元気だけどお母さんの様子をうかがってたり、ダメと言われればやめたりしてる。
それに、やっぱりみーんなしっかり目を合わせてママを見てる。うちにはそれがない…とショックでたまらなかった。

話せる言葉を記入するところがあり、( )がすごく広い。まんまといた(いただきます)をおっきな文字で書きました。
保健師さんとの面談があり、アンパンマンや犬の絵や写真を見せて指差しできるか、積み木や簡単なてづくりのおもちゃで遊べるかなどを見られていました。おもちゃでは遊べたけど、それ以外はもちろんできない。小児科の発達相談に通っていることを話すと、保健師さんも、ん?と思ったのか真剣度が変わった感じでした。

そして、内科検診。その時に、たまたま今日○○先生(かかりつけ医)が担当医で来てるので、そちらでみてもらいますか?とのことで、いつもの先生へ。

問診して、先生に
「またクリニック来てくださいね~」
とのことで、普通なら発達の遅れている子はここで小児科へいくように紙をもらうみたいだけど、うちはもうかかってるのでもらいませんでした。


最後に、臨床心理士との面談。
色々と相談してるうちに涙が出てきました。
心理士の方に「ひとつのものに一生懸命になれてるし、この子の個性としてとらえてあげてね。将来は、例えば料理人や陶芸家などに没頭できる仕事につけば、最大限に活かせますよ。」
との言葉をもらい。こんなに小さい頃からの性格が将来の職業さえも決まることになるんだなぁと感じたのでした。


本当に自閉症の特徴が出てきていると思い出せば思い出すほど痛感します。