晴れたらいいね~子供の発達障害をプラスに変えるために取り組むママの育児ブログ

ADHD強めの長男と社会性高めのASDグレーンゾーン次男の成長記録。生き辛さを持つ2人の未来が明るいものになるようにしている工夫、知能をあげるために遊ばせたおもちゃや本、母親の悩みや葛藤をありのままに綴ります!

自閉症と診断されるまで~長男0才~。

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我が子が自閉症ということに気付くまでをしばらく書いていきたいと思います。


一般的には、1歳過ぎた頃~1歳半くらいに「うちの子って変わってるなぁー」という感じから始まり、言葉の遅れなどを指摘され始め、だんだんと自閉症の特徴が出てきて、「やっぱり違う!うちはなにかが違う!」と、3歳くらいで診断に至るのがよくあるパターンのようです。

うちも同じような感じではあるのですが、少し違います。
というのも、親は気づかぬまま10ヶ月検診ですでに引っ掛かっておりました。これはかなり早いパターンかも。笑


転勤族だったので、長男を出産し、2ヶ月なる前に今住んでいるところに引っ越してきました。
予防接種も始まる頃で、とりあえず家から一番近い小児科にすぐに通い始めました。そこの先生が県内でも有名な発達の専門医だったのです。
優しそうな雰囲気の女医さんでサバサバした印象を受けましたが、初めての小児科で他と比較しようもなかったし、看護師さんも優しかったのでそこに決めました。その時はまさかこんなにお世話になるときがくるなんて思ってませんでしたが。



長男の0才時代を一言でいうと、

とにかく育てやすかった。

大変だったことをあげると、6ヶ月頃から始まった強烈な夜泣きくらいです。
もうこれだけでも、自閉症の特徴としてあげられることですよね。

でも初めての育児だった私は、うちは育てやすい子なんだなぁとまーったく気にしてもいませんでした。また、病気のせいで大変な妊娠だったこともあり、妊娠中大変すぎたから神様がこんなに楽な子を産ませてくれたんだなぁなんて、超プラスにとらえておりました…。


産まれて3週間くらいは、おっぱいさえあげていればほとんど泣かず、ずっと寝ていました。
37週での出産だったので、ちょうど予定日を過ぎたあたりからよく泣くようになりましたが今思えばおっぱいが足りてなかったかなぁという感じです。その時は、早く完母にしたいという気持ちがありミルクを足さなくなってたので。でも、満たされれば本当によく寝てくれました。

2ヶ月たった頃から、よくぽーっとしていました。私たちがどんなにあやしても、ぽーっと天井などをみてた。そして、ひとりごとのように「あーあーあー」とずっと言ってました。
こっちを見て笑いかけるなんてことは、ほぼなかった。ドアがしまる音なんかに過敏に反応して泣いて目覚めることもあったけど、バウンサーに乗せれば何時間でも機嫌よくしてくれてたし、お布団に寝せれば一人でぽーっとしてたし。とても楽だったと思う。

そんな中、市で開催されてた2~3ヶ月児とそのママを対象にしたクラスに参加したんだけど、その時に悩み相談の時間があって。衝撃を受けました。

だって、みんながめちゃくちゃ苦労してたから。
寝かし付けから何からみんな私にはない悩みを抱えていた。
ちょうど黄昏泣きをする頃で、もちろん私もそれなりに育児書を読んで知っていたけど、うちは泣かなかったし、しない子もいるんだなぁなんて思っていましたが。同じグループの子は全員していた。
バウンサーに乗せれば泣かずに寝るし、ベビーカーもチャイルドシートも乗せれば泣かずに寝るし。そんな子はうちだけだった。みんなに羨ましがられて、いやー、まぁなんて楽な子を産んだものだ!とむしろ嬉しいような気持ちにもなってました。


いつもぽーっとしていてそんなに動きもなかったし、のんびりやさんかなーなんて思っていたら4ヶ月過ぎてあっさり寝返りをマスター。ずりばいも、先に後ろに進んでしまう子が多いと聞いたけど、すぐに前に進みはじめて、運動面はかなり早い成長が見られました。ハイハイより先につかまりだちをして、9ヶ月の終わりには歩き始め。とにかく早かったです。

人見知りも後追いも全くせず、誰に抱かれても大丈夫。私があやしてもそんなに笑わなかったけど、旦那があやせば大爆笑。私はもともと子供好きというわけではなかったので、上手にあやしてあげられてないから笑わないし後追いもしないんだろうなと捉えて、まぁ育てやすいからいっか!みたいな感じでした。

そして、強烈だった夜泣き。
12時前にまず1回。そして2時頃に2回目。毎日約2時間が2セットでした。添い乳をしてたこともあり、おっぱいかなと思ってあげるけどそうでもない。抱っこもダメで、電気つけてテレビを見てまた寝せるというのが半年続きました。泣き声もかなり大きくて、毎日毎日頭がおかしくなりそうだったのを覚えています。


そして、10ヶ月で引っ掛かった項目というのが、
・目を合わせない
・人見知りをしない
・後追いをしない
・真似をしない

その時の私は、このことをそんなに重要にとらえてなかったし、いつかはするだろうと思っていたんです。後追いも人見知りもしない子はいるってよく聞いてたし。
発達の先生だから、チェックが厳しいのかな?とそれくらいでした。
その事を、友達に話しても「えっ?なんで10ヶ月でそんな引っ掛かるの?まだわかんなくない?」という反応ばかり。母に話しても「ひどいねぇ。そこの小児科もういかなくていいんじゃない?」そんな感じでした。

確かに、まわりの赤ちゃんを見ても、うちは明らかに反応が鈍いのは感じていました。
引っ掛かったことへの不安はあったけれど、「まだこれからだよ」という周りの言葉を信じてたし、私もそう思っていた。その時ネットで調べて、真っ先に出てきた言葉が「自閉症」。こんな言葉を見たくもなかったし、そうかもしれないと考えながら育てることは絶対に嫌だった。だから、もう絶対に調べない!とその時決めました。


こんな感じの0才時代。
今考えれば、すでに特徴はでてたんだなーと思うんだけど、初めての子育てと私のプラス思考により、全く思いもしませんでした。

次男を育てていて、特に違いを感じます。次男はまさに育児書に出てくる赤ちゃん。よく泣くタイプの赤ちゃん。手がかかって大変な方かもしれません。
ただ、私のことを本当によく見てくれるんです。
そしてよく笑ってくれる。いなくなれば泣いてくれる。どんなに大変でも、それで全てが報われるんです。

それが長男には全くなかった。最近ようやく私のことをしっかり認識し、いなくなれば困ることがわかってきたようだけど、次男のような反応はまだないです。次男を育て始めた時は、この子が大変なんだと思っていたけど、長男の自閉症に気づいた今は、これが普通の赤ちゃんなんだなぁとつくづく感じる日々です。


話がそれましたが、次は長男1才編です。