晴れたらいいね~子供の発達障害をプラスに変えるために取り組むママの育児ブログ

ADHD強めの長男と社会性高めのASDグレーンゾーン次男の成長記録。生き辛さを持つ2人の未来が明るいものになるようにしている工夫、知能をあげるために遊ばせたおもちゃや本、母親の悩みや葛藤をありのままに綴ります!

自閉症児育児~3歳4ヶ月言語療法。

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5か月ぶりのSTの先生による言語療法へ行ってきました。

長男は10ヶ月検診に引っ掛かかり、1歳すぎから発達検診にかかっている小児科の言語療法に通っています。
通い始めたきっかけは、かかりつけのドクターの
「関わりかたを教えてもらえるから、よかったら通ってみませんか?」との言葉からでした。

そのときは、言語療法なんて言葉の遅れのある子がするイメージだったので、まだ1歳なのに…なんて気持ちもありつつ、呼んでもこっちもみない、遊ぼうとしても一緒に遊べない長男とうまく関われる方法があるならと思う気持ちが強く。3ヶ月に一度通っていました。

今までは、部屋にあるおもちゃで遊び続け、言語聴覚士さんのアドバイスを親が受けるという形で終わっていました。

前回も、まだまだごくわずかな単語とたまにオウム返しをするくらいのものだったので、様子を見て話をするだけだったのですが…

4月から療育に通い始め、劇的に言葉が増えたので、私自身この教室をかなり楽しみにしていました!


まず、部屋に入り、長男が遊んでいる間先生に今の状況を伝えると、言葉が増えてやり取りができることに驚かれていました。 

先生の持っていたカードに興味を持ったので、そこから椅子に座って先生とのやり取りが始まりました。


まずは、絵カードをみて名前を答えること。
何度もカードがとりたくて立ち上がり座るように促されましたが、名前はすべてスムーズに答えられました。

そして、ごはんを食べる、歯磨きをする、寝るなど身辺のイラストのかかれたカードを見て、何をしているか答える。
これは、答える前に身ぶりで自分も同じようにしていました。先生に「何をしている?」と問われ、「ねんねー」「はみがきー」などと答えていました。先生に「ごはん食べてるのは?」などと聞かれると、そのカードの指さしができていました。

次に、アンパンマンのキャラクターのカードを見て、答える。
これもスムーズ。「バイキンマンはどれ?」などという問いにもしっかり指さしで答えられました。


アンパンマンが笑ったり泣いたり怒ったりしているイラストは、
アンパンマンアンパンマンアンパンマン」と答えていました。泣いているアンパンマンだけは、身ぶりで表現していました。


次に、大きいアンパンマンと小さいアンパンマンが交互にかかれたカードを見て、
「大きいアンパンマンはどれ?」「小さいアンパンマンはどれ?」
と質問されますが、これは大小関係なく指さしをしていました。


大小の理解を見るために、
次にとっても小さいアンパンマンのカード数枚と大きいアンパンマンカード数枚を、大きいものと小さいものに分ける課題でした。

はじめはよくわかっていない様子でしたが、先生に
分けるように指示されると、しっかりと小さいグループ大きいグループと分けられました。
しかし、そのあとにまた前の課題に戻り「大きいアンパンマンは?」と聞いてもできませんでした。


ここで終わりだったのですが、長男がまだまだしたい!という様子だったので、アンパンマンキャラクターが2枚ずつあり、同じものを選ぶという課題をしました。
はじめはルールが分かっておらず適当に並べていましたが、先生が
「同じー同じだね」と同じカードを並べてくれました。するとなんとかやろうとしていたものまだ戸惑いがあったので、私が「一緒だね一緒」というと、「いっしょーいっしょー」と同じカードを選ぶことができました。


いやーもうとにかく感動!でした。
こんなことができるの?いつの間に?ととても嬉しかったです。つい3ヶ月前までは椅子に座ることができなかった長男が椅子に座って先生と課題をやって、言葉で答えている。こんなことができるようになるなんて…涙。


課題のやり取りをみて思ったことですが、

・全体を通して落ち着きがなく、先生の持っているものをまずさわりたくて、すぐにイスから離れてしまう。しかし、座るように指示を出せば座れる。
・物の名前はほとんど分かっている。
・ルールが分かるまでは適当にやってしまうが、ルールが分かるときちんと取り組める。
・大小の認識はあるようだが、言葉で大きい小さいと言われてもよくわからない。
・同じカードを選ぶこともスムーズにできるが、同じよりも普段「一緒」をよく使っていたため、一緒の方が理解しやすかった。 
・終始カードをきれいに並べていた。
・表情をみて、それを言葉にすることはまだ難しい様子。


こんな感じでした。

先生からは
大きい小さい、重い軽いという概念は分かりにくいものなので、難しい。認識はあるが、言葉とのリンクはまだできていないと言われました。
しかし、それ以外は素晴らしい!と。
言葉の出始めでこれだけできれば上々だとのことでした。


片付けの最中にドクターも顔を出してくれたのですが、帰るモードになっていたのに「こんにちは」と手を止めて先生のところに行くことができました。
成長を見せようと、STの先生が絵カードの名前を答えさせましたがスムーズに答えることができ、ドクターからは、
「言葉もだけど、帰るところから切り替えてまた答えられたのがすごいっ!」と誉めてもらえました。

確かに、少し前ならひっくり返って泣いていただろう…

とにかく、とても大きな成長を目の当たりにし感動感動!毎日療育頑張ってるんだね。
ほんとにほんとに嬉しかった。ありがとう。

次はまた5か月後。
楽しみです。