晴れたらいいね~子供の発達障害をプラスに変えるために取り組むママの育児ブログ

ADHD強めの長男と社会性高めのASDグレーンゾーン次男の成長記録。生き辛さを持つ2人の未来が明るいものになるようにしている工夫、知能をあげるために遊ばせたおもちゃや本、母親の悩みや葛藤をありのままに綴ります!

自閉症児育児~真似をしないということ。

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真似をしない。

10ヶ月検診でこの項目に引っ掛かってから早2年数ヵ月。
次男が9ヶ月になり、あのときの長男の月齢に近付いてきました。


おそらく、定型発達児であろう次男の成長を見ていると、真似をするということが赤ちゃんにとってどれだけ普通に起こることなのかを思い知らされます。

次男は、6ヶ月過ぎた頃かな?それくらいからパチパチと真似をしたり、離乳食を食べるときにモグモグ口を動かしたり、とにかく私が特になにもしてないのに真似します。
当たり前のようにする。

真似=模倣をするということは、人間の本能なんだなーと実感します。模倣をすることで、人間が生きることに必要なことを覚えていく。
すべては模倣からなんですよね。
真似をするって簡単に言うけど、とっても大切なこと。


自閉症の長男は、いっっさい真似をしませんでした。ほんとに。この真似をしないという感覚は、真似をしない自閉症児を育てた方でないと分からないだろうなぁと思う。
気分で真似しないだけじゃないかとかそんなことではありません。次男を育ててよく分かります。
この真似ができないということも脳の障害のひとつなんだろうか?なぜしないのかは分からないけど、必要ないんでしょうね。
興味のあることなんかは、勝手に習得しますからね。ほんと不思議です。


まぁそんな長男ですが、2歳頃からテレビの真似が始まり、2歳半頃からなんとなーく真似してる?というようなことが始まりました。そして言葉のオウム返しも増えました。

そして、最近、言葉のオウム返しの幅がぐんと広がったんです。
オウム返しをするにしても、本人の気分興味のあることのみだったんだけど、最近は今まで一切言わなかった、名前を真似します。

自分の名前を繰り返してるときは調子がいいとき。そのときに、話しかけるとすべて繰り返します。

「おとうさん、おかあさん」
もキレイに真似してくれるようになりました。

歌も真似して歌ったり。
すごいイントネーションだったり、テンションなんですがね…なぜこの歌がこんなことに?って感じです。笑
彼にはそう聞こえてるのかな?

もちろん、言葉を使うことはできませんが、
今まで話したことのない単語を発してるだけでかなりの進歩。

でも、今まで不明瞭な言葉をごにょごにょいっていたけど、もしかするとずっと真似したりしてたのかな?それなら明瞭になってきたことがすごいこと!


先日、児童相談所の発達検査を判定してくれた医師に

「言葉を使えなくても単語を言えるということは、コミュニケーションツールをひとつ獲得してるということです。ここまで来ていることはすごいこと。ここからもまだ大変だけど、あとは使えるように丁寧に教えていけば、使えるときがきます。」

そう言われました。
ここまで来ない子もいると考えれば、まだしゃべれなくてもなんとか真似をして単語を発することができることはありがたいことです。



真似をすることが嬉しくてなんだかおかしくて、たくさんさせています♪たまに本人にとって難しい言葉だったりすると、言えなくてピューンとどこかに行ってしまいます…
遊んでゴメンね…!


時間はかかったけど、真似をしてくれてよかったです。