遊びを中心とした作業療法のおけいこの教室では、とにかく色々なもので遊びます。
長男が何に興味があるかは何となくわかるものの、それでどうやって遊んでいいかが、なかなかわかりません。せっかくなら今後に繋がる遊びをさせたい(大得意のただ並べる、とかではなく)。
そこはさすがのプロ、発達障害児を長年見ているだけあって、どう遊べばいいか、今後に繋がりしかも本人のハマる遊びをピンポイントで教えてくれます。
最近は、トランプで遊ぶことをよくしています。
数字を並べたり、マークで並べたり。同じ数字だけで並べたり。いろんな遊びができるんですよね。
そこから、こないだはトランプを使って足し算をしました。
10のカードをおいて、
「どれとどれで10になる?」
と聞いて、2枚のカードを選んで、マークの数を数えます。最初は意味がわからないで適当においてましたが、それだと数えても10にならない。
「ちがう!これじゃない」
「あー、ちがう!むずかしい」
などと言いながら、10になるカードを探し、みつけると大喜び。何回かやるうちに、だんだんと分かってきて、少しはやくできるようになりました。
このように、10になるようにカードを探す経過を楽しめる経験をすると、結果のみで判断してしまうこと物事の経過を考えられないこと、などが減っていくそうです。何事も少しずつ少しずつの経験ですね。
家に帰っても、こういうお勉強的な遊びが大好きな長男は、
「たしぃざんするぅー!」
と大興奮。
カードを探すスピードなどはとてもゆっくりですが、理解はして楽しんでいました。
そして、数日後、なんとなく
「1+1はなんだー?」と書いて聞いてみました。
もちろん分からなかったので、1の下に●を書いて、
「トランプと同じだよー、足したらなんになる?」
数えて…
「2!」
と。 お、分かってる。
そのあとも●を書いてみると、できる。
すごいじゃん。トランプからステップアップ。
すると、長男ピンと思い出したのか、アンパンマンのカラーパッドを開いて、足し算の問題を出しました。数式を見て思い出したようです。今まではできないし自分も分からなかったのでやっていませんでしたが、同じと気づいたよう。さすがにその問題はできませんでしたが。
また繋がりました。
遊びからどんどん繋がっていきます。
見てるこちらも驚くことばかりです。
「おかあちゃん!ひきざんは?ひきざんもしたい!」
…え?カラーパッドには引き算もある。
ごめん、引き算、君ががわかるような教え方がお母さんには出来ないよ。変に教えるとそれで覚えて修正できないからな。。
今度、先生に教えてもらいます。(私が)
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