晴れたらいいね~子供の発達障害をプラスに変えるために取り組むママの育児ブログ

ADHD強めの長男と社会性高めのASDグレーンゾーン次男の成長記録。生き辛さを持つ2人の未来が明るいものになるようにしている工夫、知能をあげるために遊ばせたおもちゃや本、母親の悩みや葛藤をありのままに綴ります!

運動会は大変だ!特別支援学級の子にとって辛い行事と言われる理由がわかった。

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長男の小学校の運動会が終わりました。 夏休み明けから毎日ほぼ二時間体育で、とても疲れていたので終わってほっとしました。 そして、初めて我が子の小学校の運動会を体験して「支援学級の子は大変だなぁ」というのが正直な感想です。

運動会に向けての長男の様子

長男は行事が大好きで、嫌がらずに楽しみを持って参加できるタイプです。 また、感覚的に過敏な部分はありますが、過敏ではなく敏感レベルにまでなったので、自分なりに対応しながら頑張れるようになってきました。 苦手な音や臭いはありますが、耳をふさいだり鼻をつまんだりして自分なりに工夫するので、それでパニックに陥ることは今はほぼありません。

特別支援学級の子で運動会は参加していないという子や、ピストルの音が怖くて大変だったという話を聞いていましたが、練習でも特にそういう部分で辛いという言葉は本人からもなかったし、担任も何も言っていなかったので安心していました。

ただ、行進の練習でただただ行進の練習をする時間や、「集合!」という掛け声よりも他の音や見えるものに気を取られてひとり集合できないというようなことはあったようです。

去年幼稚園で初めて運動会を経験しましたが、加配の先生もついていたし、練習もたくさんして予行練習もあったことで 落ち着いてできたこともあり、私もまーなんとかなるだろうくらいに思っていました。

運動会当日

当日は天気にも恵まり運動会日和でした。

前日帰って来るやいなや、

「おかあさん!どうしよう!明日はピストルなんだって!こわいんだけど!」

練習ではピストルは使っていなかったようで本番のみの使用になるようで… 大丈夫だよと伝えましたが、大丈夫だったか不安でした。 開会式前に様子を見ると、緊張してはいましたが元気。

開会式がおわり、始まったのは徒競走。鳴り響くピストル。 次に控えた徒競走のために、入場門に並ぶ一年生をみて、長男を探すと…耳をふさいで担任から離れられない長男… 先生も離れようとしますが離さない長男 …

いやいや、全然だめやん!!

見てるだけで緊張してるのも伝わり、ピストルも嫌なのがわかる…可哀想だ… 走れるのか…?

担任がついてくれて手を握って入場し、スタートラインに立ってもピストルが鳴るまで耳を抑えてましたが、なんとかスタートできてゴールできました。←最下位だったことに泣いてしまったけど。

その後は、団技でピストルが使われましたが毎度耳をふさいでいましたし、最後の綱引きは本人も疲れて音に我慢できなくなり…担任が長男の耳をふさいで、ピストルなったら離れるという形をとってくれたのでその場で頑張ることができました。

大丈夫だろうと余裕でいたけど、こんな運動会なんて初めてだし、人もとても多いしいろんな音が鳴り響くし、さらにはピストル音。朝から昼食挟んで5時間。

緊張したり、ピストル音が苦手な子はもちろんたくさんいると思いますが、明らかに恐がって耳を塞いでるのは長男だけでしたし、やはり過敏さや弱さを持つ子には運動会は過酷すぎやしないかと改めて思ったのでした。

運動会の特別支援学級の子への支援は?

長男の学校では、支援学級に補助の先生はいません。状態的にも加配が必要な状況の子もいないように思います。 なので、ある程度同じ支援学級のクラスの子はまとまって同じ団になっていて、それを各担任が見るという形でした。 しかし、初めての運動会で通常学級の一年生はわちゃわちゃしてる…いや一年だけでなく他の学年も。 その子たちの指導にも支援級の担任は入るので、フリーの時間も多々ありましたので、もちろんずっとついてくれません。長男は、お友達と一緒に1年生から離れないで過ごすという約束を担任としていましたが、どこかにも行かず団の待機場所で待てていました。

支援学級と言っても色んな子がいると思いますし、こういった行事に参加できない子もいると思いますし、補助の先生がフォローにしっかりと入ることで過ごせるお子さんもいると思います。

長男は、お友達の様子を見たり先生方の声かけで動けて過ごせましたが、そうでなければ補助の先生はつく対応はとってもらえると思います。

最後の綱引きで耳を塞いで動けなくなったときも、担任がすぐきてくれてピストルがなるまで耳をおさえてくれたりと対応してもらえましたし、苦手なことをなるべく親が理解して、必要なときには助けてもらうようお願いしておくのが大切だと感じました。

ただ、今回思ったのは、運動会は過敏さを持つ子にはとても大変だということです。頑張ればなんとかなるものではありませんし、無理に参加するというのは、今後に繋がることではないと思います。休む選択肢は必要だと思いました。

ピストル音について

  ピストル音については、長男は運動会を経験した来年は今年の経験もありますし、年齢もあがれば少しマシになるような気がします。

ただ、大変だったのは聴覚過敏をもつ次男。ピストル音がなりはじめた途端「いやだ!こわい!」とパニックにはならないものの、耳を塞いで目も閉じて言葉も発さずシャットダウン。あまりに可哀想で、長男の出番が終わったら音が聞こえなくなる場所に避難して過ごしました。 これ、あと2年で改善するのだろうか…。

過敏さを持つ小学生の上の学年の子のママに話を聞くと、ピストル音を好きになることはないが、年齢が上がれば本人なりに対応ができるようになるから、それまでは耳栓をするなり対処してあげるようにとアドバイスされたとのことで、運動会は耳栓をしてるとのことでした。

個人的にはピストルやめてほしいと思うんですが、理由があるからピストル使われてるんでしょうし、また次男もそうですし長男が来年頑張れないようなら耳栓を使ってみたいと思います。

最高だった運動会

色々ありましたが、本人の感想は「たのしくて最高だった!」とのこと。

ピストルはこわかったし、がんばった徒競走は最下位だったけど… 最高だったと思えるくらい楽しかったのは大きい収穫だと思います。

短い練習期間で本当によく頑張ったと思います。また来月は地域の特別支援の運動会もあるので…あとひと頑張りしてもらいます。

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